日付:2010/01/04
社長挨拶
タイトル:花まつ物語 ┃ 花まつ青年奮闘記
朝早くから花市場へ仕入れに出かけ、夜遅くまで働く日々が続いた。
3年後の春、念願の第1号店がオープンした。
胸がワクワクして、夜も眠れないほどドキドキし、そして夢がまた一段と膨らんでいった。
初めて看板を出す日がやってきた。
初めてスーパーさんの店頭に立ったあの感動が思い出され、青年は目頭を熱くさせた。
「よ?し、頑張るぞ!!」
花まつ青年は一段と目を輝かせていた。
1号店は、たちまち繁盛店となり、出店依頼も相次いでくるようになった。
青年のビジネスは順風満帆に見えた。
たくさんの出店要請。
嬉しい悲鳴なのだが、そのペースに人材の手配がまったく追いつかないのだ。
人の問題に突き当たり、最初にスカウトした社員が数名辞めていった。
かといって、いい人材をすぐに採用できる状況でもなかった。
いつしか花まつ青年は、花を売ることの楽しさを忘れ、
ビジネスの大変さを肌で感じることを余儀なくされていた。
希望を見失いかけていた。
そんな時、家に妻がさりげなく生けてくれた花を見てハッと気がついた。
その素晴らしさ、美しさ、ゆとり、潤い、幸せ、ホッと一息、ほのかな香り・・・。
落ち込んでいる青年を慰めてくれたのは一輪の花だったのだ。
青年は、花の素晴らしさを自ら再認識できた。
できたというより、花が語りかけ教えてくれたのである。